彦根の音楽家を支援する会 第8回演奏会
年末の12月17日、佐和山の麓の清凉寺で彦根の音楽家を支援する会第8回演奏会として、『彦根ゾリステン年末コンサート at 清凉寺 - 冬景色とバロック音楽 - 』が開催されました。
この時期にしては寒さも少しゆるんだ中、たくさんのご来場をいただくことができました。
冒頭、清凉寺さまからお寺のご紹介や、この演奏会への思いなどをお話していただきました。
演奏会開催にあたって、会場をお借りすることも心良くお引き受けくださり、準備にも大変なご協力をいただきましたこと感謝しかありません。
このあと、2月、5月もこの清凉寺さまで開催させていただくことが決まっております。
演奏は彦根市、東近江市出身の若手女性演奏家のトリオで若々しく華やかな雰囲気でした。
ヴァイオリン 足木かよ、ヴィオラ 田中瑶子、チェンバロ 小林裕香 です。
【プログラム】
ヴィヴァルディ 四季より「冬」2楽章 シュメルツァー ウィーン包囲 フランクール 12のソナタより第6番 ロンド テレマン メトーディッシェソナタ第1番ハ短調 バッハ イタリア協奏曲BWV971
ルクレール 二重奏op.12-6 バッハ カンタータ140番 目覚めよと呼ぶ声あり より コラール ヴァイオリンとヴィオラ ダ ガンバのための七つの二声ソナタより作品1,4 ラモー チェンバロコンセール第5番
曲目、曲順に若干の変更があったのですが、大変申し訳無いことに手元の記録が不十分で正確ではありません。確認できれば更新させていただきます。
他の写真はこちらのWebアルバムでご覧いただけます。
【演奏家紹介】
ヴァイオリン: 足木かよ 滋賀県立石山高校音楽科卒業。愛知県立芸術大学を経て、 同大学院博士課程修了。高校では定期演奏会に、大学では卒業演奏会に出演。 2004年~2006年、かずさ弦楽セミナーを受講の度、レオン・シュピーラー氏に師事。2005年岐阜リストマスタークラス、2007年アジアフィルハーモニックオーケストラアカデミーを受講。2013年度、第12回滋賀県新人演奏会にて優秀賞を受賞。 これまでに福田みどり、岡田英治、白石禮子、各氏に師事。 エコーメモリアル・チェンバー・オーケストラ団員。
ヴィオラ: 田中瑶子 彦根市出身。同志社女子大学音楽学部ヴィオラ専攻を卒業後、渡独。 国立フランクフルト芸術音楽大学古楽科バロックヴィオラ専攻をProf.Petra Mullejans、Werner Saller両氏のもと最高得点で修了し、現在バロックオーボエ専攻。 副科チェンバロで通奏低音など様々な演奏法を学ぶ傍ら、Il Pomo d’Oro Orchestra、Neumeyer Consort、などドイツ国内外の古楽器アンサンブルと共演、録音や音楽祭に参加。 フランクフルトに在住しながら、日本国内でも演奏活動をしている。 エコーメモリアル・チェンバー・オーケストラ団員。
チェンバロ: 小林祐香 東近江市出身。 石山高校音楽科ピアノ専攻を卒業後、渡独。2007年ライプチヒ音楽芸術大学古楽器科に入学、チェンバロ専攻で研鑽を積み、2012年にディプロム(4年生大学卒業と同等)、2013年にマスター課程(修士課程)修了。 教会やコンサートホールで室内楽の伴奏者として活動し、2013年に日本へ帰国。東近江市在住。
【清凉寺】 曹洞宗
関ヶ原の戦い後、徳川四天王の一人井伊直政はそれまで石田三成の居城であった佐和山に18万石を与えられた。 1602年、直政の死後、佐和山の麓にあった三成の重臣・島左近の屋敷跡に清凉寺を創建し、直政の墓所を設け、以後井伊家の菩提寺となった。 大老・井伊直弼も参禅したといわれている。